2018年1月号の紹介
【特集】
- ■包装の課題と展望〜COMPASSION〜
消費社会から生活価値の創造への確かな価値転換をしなければならない。人口減少を背景にリタイア、シニア、シングルスなどが増えるこれからは、生活ほど多様性と機知に富んだ現場はないといえる。ゆえに生活価値を軸にした新たな社会や産業および市場が形成されていくに違いない。
2018年も「包装の課題と展望」からスタートし、年間テーマに「COMPASSION(コンパッション)」を掲げた。2020年を目前にして、もはや「多様化」ではなく「多様性の尊重」の時代に入ったといえる。言いかえれば「個の尊重」の時代であり、それは人間だけに止まらないという価値観である。
社会や産業、市場などのすべてが、多様性を尊重する仕組みと構造に変わっていく必要がある。効率といえども例外ではない。キーワードは「シェア」である。そのために必要なイノベーションのツールや技術はすべて出そろっているとは、変わらぬ持論である。
「COMPASSION」には、語源的には「痛みを共有する」との意味がある。他の人の痛みに寄り添うことがまさに「人づくり」であり、個としての主体性の発揮でもある。人に寄り添うことが時代に寄り添うことであり、そこからしか新たなパッケージが生まれないと確信する。
- ■《総論》 国内包装産業の課題から未来を創出する
- 編集部
- ■《プロダクト》 デザインマネジメントの次の仕事
- 遠藤紀雄(H&F)
- ■《医薬品》 最終的な評定は「美しい」 にある
- 久保田 清(中央商工)
【トップインタビュー】
【連載】
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