2018年10月号の紹介
【特集】
- ■現場に立つ
「現場に立つ」とはシンプルな言葉であり、シンプルな姿を想像させる。なぜか今、この言葉が胸を占める。かつてNHKの大河ドラマ(1993年)となって人気を博した、奥州で繰り広げられた前九年の役、後三年の役、藤原滅亡を描いた「炎立つ」(高橋克彦著作)との小説がある。
実はまだ読みそびれているのだが、炎を「ほむろ」と読むタイトルのイメージだけは勝手にでき上がっている。それはワールドカップ・アメリカ大会(1994年)の決勝で、延長戦を経てPKに臨んだイタリアのロベルト・バッジョ選手の立ち姿である。
ケガと疲労がピークに達していることは誰の目にも明らかで、予想に違わず蹴ったボールは枠を大きく外れて敗戦する。ただ不思議なことに、あのときバッジョ選手の身体から青白い炎が立ち上っているのが見えた。
バッジョ選手は「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」との言葉を残しているが、ただ「立てばいい」というものでもなく、「誰でも立てる」というものでもない。要は、その立ち姿に闘志が、心がありありと表われるということだ。
- ■生活現場の創生
- ■現場が人を選ぶ
- ■現場性の火種
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イベント
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