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包装未来宣言2020

 創刊から5年、多くの人たちに支えられ、あの「リーマンショック」と「3・11」をも越え、不思議なときのリズムの中で生かされてきことを実感しています。みなさまへの感謝とともに、ここで未来へ向け、あらためて「包装」というモノづくりの旗幟を鮮明にしておきたいと思います。

それが「J PACKWORLD」との旗を掲げて船出した、本誌の欠くべからざる役割であり、みなさまへの報恩の一端でもあると思うからです。包装フィールドだけには止まりませんが、不思議なときのリズムは、かつてない"価値観の転換"を促しています。

その礎となる「思考は?」といえば、それは原点回帰であると思います。過去を否定しては、希望の未来は開けません。「根ふかければ枝さかへ、源遠ければ流長し」です。この"転換"といった節目に、奇しくもわれわれは「2020年」(東京オリンピック・パラリンピック)という目標を与えられました。

新たな価値観の下に、様々な物事が一同に動き始めたといっていいでしょう。いや「価値観」という以上は、主体的な意志を働かせなければならず、「動かし始めた」というべきでしょうか。それは、「前の状況よりも、平和で幸福な社会を築く道を選び取るべきである」との意志でなければなりません。

これらを踏まえ、包装フィールドでの主体的意思を発現して、これからの価値創造の旗幟といったものを、「包装未来宣言2020」として鮮明にしておきたいと思うものです。以下の3点に集約して明示致しますので、多くの包装人および企業に賛同を頂ければと思います。

1.人々のための「包装」

1.「安全・安心」2.「ユニバーサル」3.「豊かさ・楽しさ」

モノづくりの基本は一対一であり、殊に「包装」は中身の保護を含め、対面する相手への思いやりの表れである。それは相手の心を"包み込む"温かな行為であって、そこに共有する思いが「包装」である。相手の"ニーズ"に応えることから、"ウォンツ"を共有することへのシフトである。

「一は万が母」で、現今の包装設計に欠かせない「安全・安心」「ユニバーサル」「豊かさ・楽しさ」との3つの要素も、思いやりの一点から生じたものである。「魂を込めよ! 」といわれる所以である。

2.社会のための「包装」

1.「エコロジー」2.「もったいない」3.「コラボレーション」

「包装は文化」といわれる。「時代性」といった一言では片付けられず、生活や慣習に深く根ざし、地域性などもよく映す。くわえて、現代では小売流通などの店舗(販売)や物流のスタイルといったこととも切り離せない。これから社会との結びつきは、ますます強まっていくことは間違いない。

それだけに、結果としての「文化」に満足せず、主体的に求める「文化」へと導いてゆく「包装」との発想の転換が必要である。密になる社会とのつながりを積極的に生かしていくことで、文化(需要)を創造しゆくといった発想である。

そうすれば、聞き慣れた「エコロジー」「もったいない」「コラボレーション」といった言葉も違った意味合いを持つことになる。端的にいえば「エコロジー」とは自然に学ぶ"共生"を志向した資源循環であり、「もったいない」とは"手間"を価値としたムダのないコミュニケーションの思考である。

そして目的(課題解決)を一つにした「コラボレーション」こそ、相手を選ばず様々なカタチの"共生"を最適に具現化しゆく上での最良・最強の手法である。価値創造のモノづくりのカギとなるのは、この" 個(企業)"から"社会"への自己(エゴ)の拡大である。

3.未来のための「包装」

1.「イノベーション(仕組みや技術など)」2.「差異(尊厳)に学ぶ」3.「人材教育(包装学の確立など)」

「未来の果を知らんと欲せばその現在の因を見よ」といわれるように、未来はすでに現在に包含されているものである。ただ、目の前の問題や課題に真正面から向き合って原因を明らかにし、その解決への道筋を見極めていくだけでは足りない。

先の「前の状況よりも、平和で幸福な社会を築く道を選び取る」ことが、3つ目に掲げる「未来のため」という志向である。「課題先進」という言葉に象徴される、われわれが直面しているのは世界に先駆けた共通の課題なのである。たとえば隣国・中国では2050年に同じく超高齢社会を迎えることは周知だ。

言いかえれば「未来のため」とは、より結びつきを強めてゆく「世界のため」との同義である。その世界中から課題解決を求めて同志(有為な人材)の集い来たる、絶好の機会が2020年(東京オリンピック・パラリンピック)とはいえまいか。

私たちは宣言に賛同します。

  • 光洋自動機株式会社
  • サタケ
  • 株式会社 協進印刷
  • 竹本容器株式会社
  • 共同紙工株式会社
  • 山崎産業株式会社
  • 株式会社コマック
  • 不双産業株式会社
  • 日本包装機械株式会社