色弱模擬フィルタ「バリアントール」
大平印刷
「バリアントール」は、色弱者が感じている色の見分けにくさを健常者(一般色覚者)が体験できる特殊な色弱模擬フィルタである。P型強度・D型強度の見分けにくさを、それぞれ体験できる。フィルタには、P・D複合型、P・D個別型の2種類があり、形状にもメガネとルーペの2種類を用意し、計4種類から選択できる。
用途に応じて組み合わせることで、より厳しいチェックは配色の自由度を高めたカラーユニバーサルデザインが可能となる。色弱者(色覚異常・色盲・色弱・色覚障害・色覚特性とも称される)は、日本では男性の20人に1人、女性の500人に1人であり、全体では320万人以上いるとされている。
多様な色覚を持つ様々な人に配慮し、なるべく全ての人に情報がきちんと伝わるように利用者側の視点に立ってつくられたデザインを「カラーユニバーサルデザイン」(NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構)と呼ばれる。