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ニュースフラッシュ

大和製罐:リシール容器の独占販売契約

2009.10.19

大和製罐は、インプレスグループBVと欧州での同社のリシール容器に関する独占販売に関する包括契約を締結した。同社は、以前より米国および欧州、台湾、韓国等海外市場に向け、日本で培ってきた製缶技術を活かし販売展開を図ることで市場開拓を進めてきた。米国では2005年よりイリノイ州にあるDSC社がエアゾール缶の生産を開始しており、顧客からは高い評価を受けている。現在では、更に設備増強の計画に入っている。

 インプレス社は、オランダを拠点として欧州を中心に、北米をはじめ世界の21カ国56製造拠点で食缶やスプレー缶などを製造する金属容器業界のグローバルマーケットのリーダーカンパニーである。特にシーフード界では世界トップクラスであり、レトルト加工食缶では欧州およびオーストラレーシアで2位、スプレー缶では欧州およびオーストラレーシアでのマーケットをリードする。

 今回の契約は、インプレス社に対して同社が2000年の発売以来事業展開してきたボトル缶について、欧州での独占販売権を与えるものである。対象となるのは、ニューボトル缶清涼飲料、ワインなどのアルコール飲料向けアルミボトル缶)とミニボトル缶(ドリンク用小容量アルミボトル缶100ml)WORC(コーヒー、スープ等飲料向け170gスチールボトル缶)だ。まず、第ステップとして同社が欧州のインプレス社に対し、プロジェクトチームを作りサポート体制をとってボトル缶を供給する。第ステップでは合弁会社を欧州に作り、現地で生産を行う。

 同社では、消費ニーズの変化に対応させつつ、環境負荷を継続的に軽減させる金属容器を開発していかなければならないと考えから、付加価値の高い、より高品質の製品を欧州市場で展開したいとの考えである。インプレス社も同様に、欧州での金属缶の将来を考えた場合、技術革新の必要性を強く感じたことから、レトルトが可能でリシールができるリシール容器を高く評価したものである。