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ニュースフラッシュ

テトラパック:稼動効率向上と環境負荷低減

2009.10.19

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テトラパックは、多様な飲料を加工処理できる飲料用殺菌機「テトラ・サーム アセプティック ドリンク」を発表した。同飲料用殺菌機は、先進オートメーション・システムの導入により、他に類を見ない稼動効率とライフサイクル・パフォーマンスを実現する。

テトラパック・プロセッシング・システムズ社社長のサム・ストロメルステン氏は、「『テトラ・サーム アセプティック ドリンク』は、顧客のご要望に合わせた製造が可能で、簡単に洗浄できるよう衛生面に配慮した設計である。また自己診断機能により、常時最適な性能を保持する」と語る。

自己診断機能の他にも、さまざまな先進オートメーション機能が搭載されている。例えば加工パラメータの偏差を自動的に識別することで、最適な稼動を維持して、オペレータの迅速な対応を可能にした。メンテナンスの必要性を自動で通知することで、突然の生産停止を避けることが可能となる。

加えて「テトラ プラントマスター」の制御システムと整合していることで、装置の履歴やバッチ制御、全動作履歴検証と平行したトレーサビリティーなど、更なるインテリジェンス機能の追加が可能となる。これらは人為的ミスのリスクを軽減し、食品の安全性を高める重要な機能である。その他、新しいバランスタンクや熱交換器、脱気装置の搭載により、使用水量と消費エネルギー、また製品損失を大幅に削減することができる。二重温水系回路によりエネルギーの回収率を向上させることで、消費エネルギーの削減も一段と可能となった。

 「テトラ・サーム アセプティック ドリンク」は、「テトラ・ベルテンソ」飲料生産ソリューションを代表する装置である。「テトラ・ベルテンソ」は、飲料加工処理のニーズに対応する熱処理やミキシング、調合に加え、コスト削減と品質向上のために、必要なプロセスの技術などを指すブランド名である。サム・ストロメルステン氏は、「『テトラ・ベルテンソ』飲料生産ソリューションにより、顧客の製品に合わせるだけでなく、光熱費、環境規制、市場要件等の生産条件にも合致した飲料ソリューションを提供することが可能となる」と語る。