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ニュースフラッシュ

サントリー:国産最軽量2L PETボトル

2010.01.19

n_20100119-01.jpg サントリー食品は、独自開発した国産最軽量(36g)の2リットルPETボトルを「サントリー天然水」に、20103月末以降順次導入する。今回、新たに導入する2リットルPETボトルは、環境負荷低減と使いやすさとを、さらに追求した新型エコボトルである。従来の2リットルPETボトル(47.0g)同様の耐荷重強度を維持しつつ、独自技術により国産の2リットルPETボトルでは最軽量となる36gを実現したものだ。
 「サントリー天然水」の全ての生産工場で無菌充填ライン・設備が整ったことから、
36g2リットルPETボトルの開発を機に「南アルプス」「阿蘇」「奥大山」の全てに導入するというもの。同社の調べでは、これにより製造時・輸送時を合わせて年間約7000トン(2009年販売実績に基づく試算)のCO2排出量の削減が可能になるという。
 国産最軽量では、独自の設計・技術によりプリフォーム設計から見直し、従来よりもやや広口の口径を採用している。環境負荷の低減やコスト削減を狙った軽量化だけでなく、輸送・保管中の耐荷重強度や消費者のユーザービリティなどを両立した志向したプリフォームおよびボトル設計となる。具体的には、ボトル表面が段積みなどでの荷重をうまく吸収するリブ構造となっていることや、ボトル中央のくびれ部分とユニバーサルデザイン「ゆびスポット」の形状を改良している。
 くびれ部分の径を小さくするとともに、「ゆびスポット」の引っ掛りを強調したことで、女性でも持ちやすく、注ぎやすいボトルとなっている。また、「奥大山」では
20084月から導入している口径の広口タイプを全面採用したことで、注ぐ時の空気の戻りによる水跳ねを改善している。同社では、今回の2リットルPETボトルの軽量化に合わせ、キャップやラベルでも国産最軽量化を実現している。キャップでは従来より3.5mm短化したショートハイト(18.5mm)を、ラベルでは従来より0.4g薄肉化したラベル(1.0g)を採用している。