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ロッテ:業界初、味の統一基準を表示

2010.02.01

n_20100201_01.jpg 和歌山県みなべ町、紀州みなべ梅干協同組合とロッテは、「梅」をキーワードに共同プロジェクトを発足した。ロッテのキャンディ「小梅」のキャラクターである「小梅ちゃん」をパッケージにデザインし、女子校生が味くらべして、甘さやすっぱさの基準を表示した「小梅ちゃん」梅干を29日、紀州みなべ梅干協同組合に所属する21の梅干メーカーから発売する。
 梅干の市場は
2002年をピークに縮小しており、20代以下の購入数量がそれ以上の年代と比べて低く、若年層を取り込むことが今後の課題となっている。そうした背景から、若年層を含め女性に幅広く人気のある「小梅」ブランドを有し、女子高生へのマーケティングノウハウを持つロッテと協力することになったものだ。
 今回、その獲得したいターゲットである女子高生の、よりリアルな意見を聞くため、ロッテが小梅に対する意見を聞いていた「小梅くらぶ」で、梅干に対する意識を調査した結果、「好きな味の梅干があっても、他の梅干との見分けがつかない」「塩分だけ書かれても味が分からない」といった意見が出てきた。
 そこで、地味になりがちな漬物売場で、非常にインパクトのある「小梅ちゃん」をパッケージにデザインしたもの。また自分の好きな味が選べるように、「小梅くらぶ」の女子高生たちが
21社の梅干を試食し、甘さ・すっぱさを5段階評価でパッケージに表示している。複数メーカーで統一の基準を設けるのは、業界初の試みである。「自分の食べたい味」の梅干を「漬物売場ですぐに見つける」ことができるようになったといえる。
 「小梅ちゃん」梅干は、スーパーはもちろん通信販売でも手に入り、特に贈答用の商品を通信販売で購入すると、「小梅ちゃん」の作者・林静一さんが描き起こした「のし紙」を巻いてくれる。みなべ町産の梅原料を使用し、パッケージでも訴求している。また「ひみつの恋味」のキャンディが入った「小梅ちゃんはいから果実アソート」も発売する。