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日本水産:春・夏新商品“調達”から“販売”重視へ

2010.02.02

n_20100202_01.jpg 日本水産は2010129日、定例の春・夏新商品・リニューアル品の発表会を開催した。同社では、急速に進むグローバリゼーションや内需の構造変化への柔軟な対応を進める上で、殊に2009年からグループおよび企業内の体制(水産品と食品の販売体制の統合など)を"調達"から"販売"へとウエイトをシフトさせてきた。同社はこの春・夏新商品で、こうした激変するマーケットニーズへの対応に努めてきたことで、天洋食品の冷凍餃子事件などで失った信頼や需要をようやく取り戻しつつあるとの認識を示した。
 そうした背景から今回は、特に「内食化への対応」「新しい切り口での提案」「資源へのアクセス力を活用」をキーワードに、新商品
37品とリニューアル品26品を発売する。水産品ではより加工度の向上に力を入れており、鮮魚加工や下ごしらえなど水産加工センターを設置して強化する考えである。たらこ・明太子需要の活性化にも力を入れる意向で、国内加工・販売拠点として「博多まるきた水産」「東京キタイチ」などを傘下に入れた。
 これにより、今後の高齢者社会の現出などをにらみ「たらこ塩分
30%カット」やスパウト付きスタンディングパウチ入り「いろいろ使える明太子ソース」(写真)などを発売する。また今回の新商品では"新しい切り口での提案"として発売される電子レンジで温めて食べる「焼きプリン」(2品)などが注目される。紙製丸型トレー入りの焼きカレーのラインを応用したものだが、同社では冷凍食品でスイーツ需要を拡大したい考えである。