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ニュースフラッシュ

月桂冠:720mlびんに王冠口を採用

2010.03.09

n_20100309_01.jpg 月桂冠は、一升びん(1.8L)に見られる王冠口を720mlびん(四合)で採用した「上撰」(762円)「山田錦特別純米酒」(980円)の2アイテムを20103月上旬から全国で新発売する。「中栓」でびん口を密閉し、その上に「王冠」を被せて封緘する「複式王冠」を720mlびんに採用することで、"ミニ一升びん"として一升びんの風情を訴求する。
 今回発売する2アイテムは、伝統的な"ミニ一升びん"にふさわしい「上撰」「山田錦特別純米酒」
2タイプの酒質で商品化したものだ。「上撰」は、自然な香りとまろやかな旨みが特徴であり、かつての級別制度があった時代の1級酒に当たるレギュラークラスの酒である。「山田錦特別純米酒」は、大吟醸酒など繊細な酒質の醸造に適しているとされる、酒造好適米の「山田錦」を100%使って醸造しており、華やかな香りとふくよかな味わい、すっきりとしたあと味が特徴である。
 日本酒の一升びんは明治期以来であり、複式王冠については大正期以来となる、長年にわたり用いられてきた伝統的な意匠といえる。近年では、一升よりひとまわり小さい
720mlサイズの酒が好まれていることから、"ミニ一升びん"での商品化を考えたものである。通常、720mびんなど中小容量の容器には、簡易なスクリューキャップ(ネジ栓)が用いられ、びん口にはネジ山が刻まれている。王冠口を採用することでネジ山のないすっきりしたびん形状と、開閉の容易さを追求したものだ。