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アサヒビール:パッケージデザインを忠実に再現

2010.05.31

n_20100531_06.jpg アサヒビールは、日本初の缶ビール「アサヒ ゴールド」を復刻醸造したビール「アサヒ ゴールド 復刻版」を2010年6月15日から数量限定(16万C/S、大瓶633ml換算)で 全国発売する。2009年9月に"日本初の缶ビールを復刻"のコンセプトで全国CVS限定で発売し、好評だったことから今回全国で発売するものだ。
 「アサヒ ゴールド 復刻版」は、レトロな商品に新しさを感じる若い世代から、昔を懐かしむ年配まで幅広い層に向け、ビールの飲用価値を新たに提案するものだ。昭和33年に、日本初の缶入りビールとして発売された「アサヒ ゴールド」 の味わいとデザインを、製造当時の資料や設計値などをもとに現代の技術で再現したもの。麦芽の芳醇な味わい、ホップのほどよい苦味がありつつも、副原料に米を使用することで実現したマイルドな味が特長である。
 パッケージは当時のデザインを忠実に再現し、当時のコーポレートマークであった朝日のマークも使用している。6缶パックでは、表面にラベルデザインとコンセプトの「日本初の缶ビール」という文字を大きく表記し、裏面にレトロポスターの画像を入れ込むことで、懐古的な世界観を演出している。
 「アサヒ ゴールド」は昭和32年に発売されたビールで、欧米に技術者を派遣して培った技術力とヨーロッパから招いた博士の技術力を結集してつくりあげたビールである。昭和33年に日本で初めて缶入りで発売され、その後缶ビールが普及していくきっかけとなった。瓶ラベルには、それまで使われたことのないアルミ箔を初めて使用し、黄金色の発色の良さから、当時さまざまな商品に高級イメージの表現として"ゴールド"との呼称が流行した。