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中央葡萄酒:「甲州」ラベルでEUに初輸出

2010.07.23

 甲州市ワイナリーの「中央葡萄酒」が2010年7月21日、パッケージラベルに「甲州」と表記した甲州ワイン約650本を、ロンドンに向けて出荷した。原料となる日本固有のブドウ品種「甲州」の国際登録が決まり、欧州連合(EU)に輸出するワインに品種名を明記できるようになったことによるもの。ラベルに「甲州」と表記されたワインがEUに輸出されるのは初めてのことだ。
 出荷されたのは「Grace Koshu Kayagatake」と「Grace Koshu Private Reserve」で、どちらも2009年産の甲州ワインである。既に港に運ばれている分と合わせ約2000本が9月上旬にロンドンに着き、市内の日本料理店などで販売される予定である。EUでは、国際機関に登録されているブドウでなければ、輸出するワインのラベルに品種名表示できないと法律化されている。中央葡萄酒では2008年にロンドンに甲州ワインを初輸出したが、「甲州」が使えず「Shizen」という名前にした経緯もある。