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ニュースフラッシュ

武田薬品工業:インフルエンザワクチンのライセンス契約

2010.12.03

 武田薬品工業は、米国・バクスターインターナショナルインクと武田薬品工と、バクスターが保有するヴェロ細胞培養インフルエンザワクチンに関する培養・製造技術を、日本で独占的に許諾するライセンス契約を締結した。同契約により、バクスターからヴェロ細胞培養インフルエンザワクチンの培養・製造技術の移転を受け、2013年度中の生産施設の稼動に向けて、事業整備を本格的に進めていく意向である。また、両社は共同でH5N1インフルエンザワクチンの臨床開発を進め、日本での製造販売承認の取得に向けて取り組む。
 バクスターの会長兼CEOのロバート L. パーキンソン ジュニ氏は、「武田薬品との提携は、細胞培養ワクチンの開発分野における革新を進めていくバクスターの熱意を反映するものです。我々の技術を駆使することで、急務であるパンデミックへの備えを拡充させ、日本の公衆衛生に貢献できることをうれしく思います」と述べている。
 一方、武田薬品・代表取締役社長の長谷川閑史氏は、「ヴェロ細胞培養技術を用いた最先端のインフルエンザワクチン製造技術を有するバクスターからの技術導入のもと、国内におけるパンデミックワクチンの生産体制の確立を進めてまいります。一日も早く生産・供給を開始し、製薬企業としての社会的使命を果たしてまいります」と述べる。