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ニュースフラッシュ

入河屋:伝統技が生んだ新しいスイーツ

2010.12.06

n_20101206_02.jpg 入河屋は、ムース状の白いチーズに、色鮮やかなベジフルソース4種(三ケ日みかん、マンゴー、木苺、枇杷)を添えたスイーツ「彩雪」(60g、販売価格4個1800円)を、2010年9月15日に新発売した。120余年の伝統を誇る老舗の和菓子屋だけに、「社内だけの発想に止まっていては」と顧客目線に立ち返って、同社・五代目松嵜善治郎氏の発案により、Webサイトの制作・管理会社と協力して開発をスタートしたのが「彩雪」である。
 モニター100名のアンケート調査と女性モニターとにより2009年11月から10カ月の歳月をかけて、ようやく商品化まで漕ぎ着けたものだ。老舗の和菓子屋の技を生かした新しい洋菓子であることや、インターネット通販を利用することなどから、容器の素材や形状、デザインなどにもこだわったようだ。もちろん、はじめからオリジナル形状の容器を使うにはリスクが大きいわけだ。
 老舗の和菓子屋の伝統を感じさせ、しかも通販でも安心して利用できる容器として陶器風のデザインのプラスチックカップを採用した。色んなソースが楽しみたいという要望から、ポーションカップ入りの別添としている。シンプルにレアチーズムース入りカップの天面にシールラベルで止めたカタチだが、それがかえって洗練れたデザインとなっている。
 ドイツ人マイスターW・ポールゴッツェ氏直伝のクワルクチーズ(フレッシュチーズ)を使用した白いレアチーズムースと4種類のソースとの鮮やかな色のコントラストが「彩雪」のネーミングを生んだようだ。 開発時に行ったモニターアンケートの結果では、ほとんどが「とてもおいしい」もしくは「おいしい」との回答で、5段階評価で平均4.23の評価を得たという。