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ニュースフラッシュ

アサヒ飲料:「六条麦茶」ブランドの譲渡

2010.12.22

 アサヒビールグループのアサヒ飲料は、カゴメから現在販売する「六条麦茶」ブランドのアサヒ飲料への譲渡に関する契約を、2010年12月21日に締結した。これにより、同社は「六条麦茶」の製造・販売権を取得し、2011年4月から販売を開始する。アサヒビールグループの国内飲料事業の中核会社としての強みを生かし、ブランドの活性化を図りたい考えである。 
 アサヒビールとカゴメは、「食と健康」の分野での互いの得意な点を生かし、顧客への新しい価値の提案に協力し合うことで、相互の企業価値及び株主価値を最大化させる。そうした目的から2007年2月、業務・資本提携を締結している。両社事業のシナジー効果の最大化・極大化を目指し、研究開発・調達・生産・販売及びサービスといった事業活動全般での様々な取り組みを検討・実施している。今回の譲渡もその取り組みの一環として検討を重ね、実施に至ったものである。
 「六条麦茶」は1988年にカゴメが発売、2010年で23年目を迎えるロングセラーブランドだ。厳選した六条大麦と純水を原料に、独自の焙煎・抽出により香ばしくふくよかな味わいを実現しており、乳化剤・香料無添加、ノンカフェインで赤ちゃんも安心して飲める麦茶飲料である。
 麦茶飲料の市場規模は年間3000万箱程度と見込まれ、日本茶飲料市場の中では1割弱程度の市場規模である。微増ながらも安定的に成長しており、清涼飲料の最盛期である夏場に強いのが特徴だ。そのような市場で「六条麦茶」は、80%程度の高い認知率を保持しており、同社では、「六条麦茶」のロングセラーブランドとしての価値を高く評価し、夏場の商品ポートフォリオの補完に有効であると判断したもの。