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ニュースフラッシュ

メルシャン:オーストラリアワインを共同開発

2011.01.21

n_20110121_05.jpg メルシャンは、キリングループの豪州地域統括持株会社ライオンネイサンナショナルフーズ社の傘下で酒類事業を担うライオンネイサン社がオーストラリア・南オーストラリア州に所有するワイナリー「セント・ハレット」から24klの大容量でワインを輸入し、日本国内にてボトリングした日本向け新商品「セント・ハレット タティアラ」2種など、オーストラリアワイン「セント・ハレット」計8種を、2011年3月16日から全国で新発売する。
 ライオンネイサン社は、オーストラリア・シドニーに本拠地を置き、オセアニア地域でビール、ワイン、スピリッツなどを製造販売するリーディングカンパニーである。2009年10月にキリンホールディングスの完全子会社として設立されたライオンネイサンナショナルフーズ社の下で事業展開する。同社はオーストラリア、ニュージーランドおよびアメリカに計7つのワイナリーを所有し、各地でワイン醸造と販売を展開している。
 今回グループシナジーにより、同社がオーストラリアに所有する、5ッ星評価を受けているワイナリー「セント・ハレット」のワインを導入すると同時に、国内ボトリングによる日本向け新商品「セント・ハレット タティアラ」の共同開発を実現した。「国内ボトリング」とは、ワインを酸素透過性の低い24kl(750ml換算で約3万2000本分)の専用バッグに入れてオーストラリアからコンテナにて海上輸送し、国内のメルシャン藤沢工場でボトリングするものだ。
 ボトリングから販売までの時間を短縮できるなど、安定した品質のワインを提供できるとともに、環境面では日本仕様の軽量エコボトルや包装資材が使用でき、かつワイン1本(750ml)あたりの海上輸送時のCO2排出量も約6割削減(同社調べ)できる。
 現地でワインの味わいを最終決定するブレンドの際、オーストラリアワインの個性ある味わいの中に、日本の顧客が求める味わいをより引き出すために同社担当者が立会うなど、ワインメーカー同士、同じグループだからこそ実現した日本の顧客向けに造られた特別なワインである。アボリジニ語でオーストラリアの「美しい大地」を意味する「タティアラ(Tatiara)」の名の通り、造り手の真心と人と自然の温かさを感じる優しい味わいに仕上がっている。
 また「セント・ハレット」の6種のワインは、オーストラリアの銘醸地バロッサ・ヴァレーで栽培されているブドウを100%使用し、生き生きとした果実のフレッシュ感を大切に造られたワインで、近年ワイン専門誌などでの評価が高まっている。同社は、ワイン事業理念である「確かな味わい、ひとつ上の時間」のもと、1人でも多くの顧客に"ワインのある豊かで潤いのある生活"を楽しんでもらえる様々な提案を続けている。