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ニュースフラッシュ

四国化工機:1ピースタイプの小型カップ用紙蓋

2011.05.17

n_20110517_01.jpg 四国化工機は、小型カップ用紙蓋では初となる1ピースタイプを開発し、2011年春から主にアイスムリーム用途として販売を開始している。すでに栃木県下野(しもつけ)の"道の駅"で販売されている「伊澤いちご園」のジェラート有名菓子メーカーのアイスクリーム用として採用されている。同社では今後、アイスクリームや菓子用途として積極的な提案を行い、初年度1200万個の販売を目指す。
 同社の独自調査によると、全国各地で販売されるアイスクリームの包装形体では、小型カップと紙蓋との組合せが多かったようだ。これにより、小型カップ用1ピースタイプ(口径 φ71mm、高さ9mm)の紙蓋を開発進め、今春から本格的な販売に踏み切ったものである。同社・包装システム事業部包装システム部の末道悟氏は「各地で使用される小型紙カップには、径のバラツキが多少ありますが、成形時の調整で対応が可能な範囲です」と語る。
 これまでは、メンコ状の円形の紙(天面用)とリング状に成形された紙(側面用)で構成された2ピースタイプが主流であり、1ピースタイプは「明治エッセルスーパーカップ」などに代表される標準サイズのアイスクリーム用として販売されてきた。同社では、小型カップ用1ピースタイプを品揃えすることで、アイスクリーム用紙蓋のスタンダードともしていきたい考えである。
 1ピースタイプは、メンコ状の円形の紙の円周部を内側に折り込んで蓋の側面とすることで、1つの部材からなるものである。そのため、従来の2ピースタイプに比べて、紙使用量が約25%減(約4g→3g)となる。また2ピースタイプでは1色の印刷しかできなかった蓋側面にも、自由度の高いデザインが可能となる。折り込むことから級数(文字の太さ)などでの制約はあるが、ロゴなどの表示も可能なる。