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ニュースフラッシュ

MDJ:パッケージ需要がフォーカスされる「drupa 2012」

2011.09.18

n_20110918_01.jpg メッセ・デュッセルドルフ主催の国際印刷機械展「drupa 2012」が2012年5月3日〜16日の14日間、ドイツのデュッセルドルフ見本市で開催される。前回(2008年)とほぼ同規模での開催となるもので、日本からは団体を含めて約30社(以下に社名)が出展する。「drupa 2012」の新しい会長に就任したベルンハルト・シュライヤー(B. Schreier)氏(※)は、「『drupa 2012』は、プリントメディア産業に決定的な刺激を与えるものである」との認識を示している。
 その仕掛けの1つとして多彩なparkが会場内には設けられるが、2004年、2008年の成功を継承する「drupa innovation park powered by digi:media」は注目される1つである。統括本部長のM.マタレ氏は「drupa innovation parkは、次のdrupaの方向性を示す道標となり、また印刷関連産業などの革新的なメディア関係者にとっては情報のハブとなるだろう」と語る。
 「IGAS 2011」の会期中に開催された「drupa 2012」発表会で、シュライヤー氏は、リーマンショック以降のグローバリゼーションの進展に表われている、大きな変化を肯定的に捉えており、「私どもの産業にとって特にエキサイティングで、重要なこの時期に、『drupa』の会長職を引き受けた」と語った。
 特に先進国で共通する高齢化を背景にしたニーズの多様化と、新興国でのGDPの伸びによるパッケージ需要の拡大に期待を寄せている。たとえば中国でのパッケージ需要の伸びを2003年ベースで2014年には260倍と予測する。その点では先進国の中でも、こうした課題を先取りする日本のパッケージの印刷技術などは注目を集めている。
 「IGAS 2011」の展示内容を見ても出展社の国内外を問わず、多品種小ロット対応やパッケージのダミー制作などを積極的に訴える展示内容が数多く見られた。グローバルニーズといったものが急速に均一化している中で、世界に先駆けた経験やノウハウをいかに生かせるかが、日本企業に迫られる課題である。特にパッケージ分野での日本の優位性は世界が同様に認めているところであるからだ。
 
※ハイデルベルグ(Heidelberger Druckmaschinen AG)社の会長兼最高経営責任者であり、2008年開催の時から「drupa」理事会の会長を務めていた。1999年以来、ハイデルベルグ社のCEOを務めている。

【drupa 2012 日本出展社】
内田洋行グローバルリミテッド
エーエヌ・コーポレーション
尾?製作所
グラパックジャパン
コスモテック
小森コーポレーション
桜井グラフィックシステムズ
三和製作
シーティーシージャパン
ジェイテック
ジェムインターナショナル
正栄機械製作所
シンク・ラボラトリー
セイコーアイ・インフォテック
テクノロール
東京応化工業
東京機械製作所
東洋インキ製造
東レ水なし印刷
ナナオ
ニッタ
パシフィック化学
藤倉ゴム工業
ホリゾン・インターナショナル
ミヤコシ
ヨシダ機材
リョービ
印刷機材団体協議会 IGAS 事務局
社団法人 日本印刷産業機械工業会