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ニュースフラッシュ

越後製菓:餅の保存性を向上させたリニューアル

2011.09.16

n_20110916_05.jpg 越後製菓は、切り餅と丸餅の主力ブランド「生一番」をリニューアルし、順次発売する。2011年8月22日〜9月17日の工場出荷分について、「生一番きりもち」(1kgが1.1kg、800gが880g、400gが440g)の3種と「生一番まるもち」(350gが385g)の1種が10%増量となる。あわせて個装の気密性を高め、脱酸素剤を入れるなどし、賞味期間を従来の12ヵ月から18ヵ月と6ヵ月も延ばした。同社では、年末年始の最需要期の拡販を図りたい考えである。
 これにより、賞味期限表示も「年月日」から「年月」に簡素化している。それぞれを生産する高梨工場と川口工場では生産での品質管理を徹底させ、約2億円を投じてヘリウムガス検出装置などを導入した。同社の餅はガス置換包装しており、ヘリウム濃度を高めたチッソの混合ガスを使用している。微細なポンホールからヘリウムを検知するもので、ヘリウムが大気中には5ppm程度しか存在しないことを利用した仕組みである。
 同社では非常用(備蓄用)の切り餅として、賞味期限5年の新商品を開発しており、それにはアルミ蒸着フィルムを基材にした外袋を採用している。また切り餅自体も43%は水分を含有しており、焚き火などで焼いても水を加える必要がない。