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ニュースフラッシュ

大日本スクリーン:中国・杭州の印刷関連機器製造の新工場竣工

2011.09.28

n_20110928_02.jpg 大日本スクリーン製造は、中国・浙江省杭州市の100%子会社の美迪亜印刷設備(杭州)有限公司(Dainippon Screen MT Hangzhou Co., Ltd.)の敷地内で建設を進めてきたCTP装置(印刷用刷版描画装置)の新たな製造工場を竣工した。新興国市場をターゲットとする本格的な製造拠点として、2011年10月から操業を開始する。
 同社は、急激な経済成長に伴い活発化する中国印刷市場で、自社製品のシェア拡大を目指し2003年9月に美迪亜印刷設備(杭州)を設立した。以降、中国をはじめとする新興諸国に向けたCTP装置のエントリーモデルの製造を手掛けるなど、着実な成長を続けてきた。また、2006年2月に品質マネジメントシステム「ISO9001」、2007年11月には環境マネジメントシステム「ISO14001」の認証を取得するなど、品質面、環境面での取り組みを積極的に進め、地元の行政機関からも先進技術企業として高く評価されている。
 今回竣工した新工場は、成長率をみせる中国の印刷関連市場の動向を背景に、世界トップシェアを誇る同社CTP装置の中国での製造を強化するもので、同社の生産スペースを2400平方メートルから8000平方メートルへと3.3倍に拡張する。生産能力を従来の約3倍に拡大し、現地生産比率を引き上げることによりコストダウンを図り、価格競争力を高めていく考えである。生産機種の拡充も視野に入れた体制の整備も進めていく予定である。
 今回の新工場の竣工を機に、中国市場でのCTP装置のシェア倍増を目指すとともに、インド、ブラジルをはじめ、今後も急激な印刷市場の拡大が見込まれる新興諸国の経済発展に貢献していたい考えである。