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日本コカ・コーラ:カートンプロジェクトによる梱包資材標準化

2011.10.20

n_20111020_01.jpg 日本コカ・コーラは、消費財流通業界の15社が主体となって2010年10月に立ち上げた「カートンプロジェクトの委員会」に参加し、飲料市場の梱包資材(段ボール)の標準化・規格化を推進してきた。同社は今回、これまでの策定した規格の内容と具体的な展開について概要を発表した。規格は広く採用されることを期待したもので、プロジェクトの委員会への参加企業に限らずオープンに展開したい考えである。
 具体的な取り組みとして、500ml PETボトル入り茶系飲料の梱包資材(段ボール)の標準化と規格化を進めたもので、カットテープや持ち手の廃止などとともに「印刷外装表示のガイドライン」を設定する。同社では、2012年出荷品以降の順次切り替えを検討している。他にも、アサヒ飲料や伊藤園、キリンビバレッジ、サッポロ飲料、サントリー食品インターナショナル、イオントップバリュ製の500ml PETボトル入り茶系飲料で実施される予定である。
 また段ボールの短側面のフラップ面積の縮小では、イオンやイズミヤ、ローソンの首都圏の一部店舗から、2011年10月下旬出荷品より切り替えていく(数量なくなり次第いったん終了)予定である。同社の「綾鷹」のほか、アサヒ飲料「十六茶」や伊藤園「お〜いお茶」、キリンビバレッジ「生茶」、サントリー食品インターナショナル「伊右衛門」、日本コカ・コーラの5アイテムで実施される。
 こうした取り組みにより、CO2排出削減量では段ボール1C/S約4〜10%の削減となるとともに、カットテープの廃止による1C/Sたり削減量約0.87g、短側面フラップの面積縮小による1C/Sあたり削減量約7〜180.87g、標準化による小売、卸の現場作業効率の向上などの効果が期待される。