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ニュースフラッシュ

アサヒビール:カールスバーグ・マレーシアとライセンス契約

2011.12.14

 アサヒビールは、マレーシアの大手ビールメーカーであるカールスバーグ・マレーシアに、「アサヒスーパードライ」の生産と販売、マーケティングを委託するライセンス契約を締結した。「スーパードライ」の海外での生産は今回のマレーシアで7カ国目となり、今後も各国のパートナー企業と連携したマーケティングに注力することで、世界各国でのプレゼンスの拡大を目指していく考えである。
 同グループは2010年7月から、カールスバーグ・マレーシアの子会社であるLUEN HENG(ルエン ヘン)F&B SDN.BHD.の販売網を活用し、マレーシアの業務用・家庭用市場で「スーパードライ」を販売してきた。2011年12月からは現地で製造した樽商品(22.8L)を発売し、2012年4月までに大びん(640ml)と小びん(325ml)、缶(320ml)を新たに発売している。
 マレーシアのビール市場は2005年以降、年率2〜3%で成長しており、その中で約10%を占めるプレミアムビール市場は現在も2桁成長を続けている。今後も富裕層を中心に消費の拡大が予想されるため、樽詰め製品を業務用市場での戦略商材として投入するものだ。カールスバーグ・マレーシアは、1972年からマレーシアで「Carlsberg」ブランドを販売しており、同ブランドは現在、販売数量で第1位のシェアを有している(2010年、ユーロモニター調べ)。
 同グループでは2015年までの長期ビジョンとして、「世界品質」で信頼される企業に成長するとともに、2兆〜2.5兆円の売上高と海外事業の売上構成比を20〜30%程度に引き上げることを目指している。アジア・オセアニア地区でのビール販売のネットワーク構築を積極的に推進しており、香港では、カールスバーグ・香港の販売網を活用し、「スーパードライ」の販売を拡大している。