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ニュースフラッシュ

セブン&アイ:PETボトルの店頭回収リサイクルシステム

2012.04.24

n_20120424_01.jpg セブン&アイ・ホールディングスは、トムラ・ジャパンと共同でイトーヨーカドーとヨークマートの各店舗に、自動回収機を入口とした新しいPETボトルの店頭回収・リサイクルシステムを導入する。飲料・容器メーカーやリサイクル・物流パートナーと連動したPETボトルto PETボトルの循環型リサイクルで、大手流通チェーンの本格的な取り組みとしては初めてとなるものだ。
 2012年4月中にイトーヨーカドー25店、ヨークマート11店の合計36店舗から導入を開始し、2013年2月までには2社の関東エリア内の全店約200店舗に拡大する予定である。同グループのヨークベニマルについても今後、導入を検討していく考えである。店頭に自動回収機を設置し、利用者に特典を発行して資源回収への参加を促進する。
 具体的には、自動回収機の利用によるリサイクルポイントが、セブン&アイグループの独自電子マネー「nanaco」ポイントとして交換できる。PETボトル1本当り、2リサイクルポイント(=0.2円)で、500リサイクルポイントを貯めると、隣接するポイント交換端末機の操作により、「nanaco」50ポイント(=50円)と交換できる(ポイント交換は2012年6月開始を予定)。
また、自動回収機は、PETボトルを選別・破砕・減容できる仕様で、資源価値の高い状態で大量に回収して効率よく輸送できるシステムである。これまでのボックス回収に比べ店舗の負担が低減される。回収容器の交換作業の低減や保管場所の削減、輸送効率の向上できる。
 トムラ・ジャパンではシステム全体の提案・コーディネートを行い、自動回収機、ポイントシステムを自社で開発・導入、パートナー企業とともにシステムを持続的に運用する。またリサイクルは協栄産業が担当し、メカニカルリサイクルの手法でPETボトル原料を製造する。それを、サントリーなどの大手飲料メーカーが原料として用いて新たなPETボトル飲料を製造し市場に還流させる仕組みである。資源の輸送については、セブン&アイグループの既存物流ルートの活用を含め、効率の高い輸送ルートづくりを工夫して運用する。