レンゴー：タイ段ボールメーカーの株式取得
2012.04.05
レンゴーの海外合弁会社であるタイ・コンテナーズ・グループ社（タイ）は、同国の段ボールメーカーであるタワナ・コンテナー社の株式72％を取得する契約を締結致した。タワナ・コンテナー社は、段ボールの需要地であるバンコクに近いサムップラカーン県のバンプー工業団地内に工場を有しており、今回の株式取得完了後にはタイ・コンテナーズ・グループ社の同国での段ボール生産拠点は11工場へと拡大する。
また段ボールの年間生産能力も64万2000トンから70万3000トンに増強され、グループの段ボール供給体制がさらに強化されることになる。タイの段ボール需要は、2011年はバンコク北部で発生した洪水の影響で前年を下回りったが、2012度は復興需要も含め景気は回復し、GDP成長率見通しも5.5％と予想されており、段ボール需要もそれに伴い伸びるものと予測されている。
タイでの段ボール事業は、ゼネラル・パッケージング・インダストリー（GPI）を目指す、同社グループ海外事業の重要な戦略拠点の1つであり、今後とも経済成長が見込まれる同国内段ボール供給体制を一段と充実を図かる考えである。
