• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > ボッシュ:エーザイのマシナリー事業会社買収

ニュースフラッシュ

ボッシュ:エーザイのマシナリー事業会社買収

2012.04.13

n_20120413_02.jpg ボッシュはエーザイグループから、マシナリー事業会社の買収を完了したことを発表した。エーザイマシナリーは、検査機の製造・販売、包装材料の販売(包装材料は日本のみ)を手がけており、全世界に4拠点、約120人の従業員を擁し、2010年の連結売上は約7600万ユーロ(86億円)である。エーザイマシナリー(日本)、Eisai Machinery U.S.A. Inc.(北米)、Eisai Machinery Gmb(ドイツ)、Eisai Machinery Shanghai Co., Ltd.(中国)など拠点は、ワールドワイドに展開するボッシュのネットワークに組み込まれ、社名は当面このままでいく考えである。
 エーザイマシナリーの検査技術は、アンプルやプレフィルドシリンジ、バイアル等の液剤薬品分野や、錠剤等の固形剤薬品の製造に用いられており、基本的な検査から全自動ハイパフォーマンスシステムまで幅広くカバーするソリューションを提供してきた。創業以来、世界中に,000台を超える検査機の販売実績がある。
 ボッシュ・パッケージング事業部門長を務めるフリードベルト・クレフェンツ(Friedbert Klefenz)氏は、「製品ポートフォリオに、この分野が加われば、ボッシュは製薬産業のより広い範囲をカバーするプロバイダーとしての地位を確保できるようになります。私たちは互いの専門能力を迅速に融合させ、グローバルな展開にさらに力を入れていきます」と語る。
 またボッシュ・パッケージング テクノロジー・代表取締役社長のヨアヒム・バチェフスキ(Joachim Baczewski)氏は、「エーザイマシナリーは、ボッシュが既に持っている検査技術に加えて、お客様に提供する包括的な一連の革新的ソリューションの開発を担うことになるでしょう」と語る。
 エーザイマシナリーは、微粒子を検知し、正常な充填レベルを識別するだけでなく、ガラス容器の目には見えない極わずかなひび割れを検知する自動検査機も開発している。同検査機により生産エラーをすばやく検知し、修正することができる。この買収により、ボッシュは、より高いレベルの安全性と品質水準を提供することができ、顧客の将来の課題に対応できるようになる。
 今後に出展が予定されている、Interphex (ニューヨーク)、FCE Pharma(サンパウロ)、Interphex (東京)、Achema (フランクフルト)、Chinapharm (上海)など専門展示会では合同展示され、速やかな統合が強く印象づけられるに違いない。