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ニュースフラッシュ

資生堂:植物由来の詰替用化粧水・乳液

2012.05.28

n_20120527_01.jpg 資生堂は、主力スキンケアブランド「エリクシール」では初となるサトウキビ由来ポリエチレン容器を採用した化粧水・乳液の詰替用(全10品目10品種)を、2012年9月21日から発売する。合わせて、本体容器を詰め替えが容易にできるものに改善している。同社は2020年までに、国内化粧品事業で使用するポリエチレンの70%以上を、石油由来から植物由来へと切り替えていく考えである。
 「エリクシール」は、1983年に誕生したロングセラーのエイジングスキンケアブランドである。中価格帯(2,001円〜5,000円)スキンケア市場ではシェアNo.1(17.5%、金額シェア、SRI、2012年3月)を占めている。2010年2月には肌本来の透明純度を引き出す「エリクシール ホワイト」を発売している。
 同社が30〜50代の中価格帯化粧品ユーザーまたエリクシールユーザーに、実践している環境活動について調査したところ実践率が高く、「ゴミは分別している(中価格帯化粧品ユーザー92%、エリクシールユーザー95%)」「詰替商品を積極的に利用している(中価格帯化粧品ユーザー89%、エリクシールユーザー81%)」という人が多いことが分かった(2011年11月同社調べ)。
 同社は、商品の環境対応として、1)植物由来容器の採用、2)レフィル化の加速、3)バガス紙の積極的な採用を重点的に取り組んでいる。2020年度までに、国内化粧品事業で使用するポリエチレンの70%以上を石油由来から植物由来に切り替える。また国内化粧品事業のファンデーション(コンパクトタイプ)、白粉、シャンプー・コンディショナー(ジャンボサイズ)レフィルを100%配置する。化粧水・乳液(ディスペンサータイプ)には70%以上にレフィルを配置し、2012年度以降の国内化粧品事業の新商品・リニューアル品で紙を使用する商品では、バガス紙への切り替えを促進するというものだ。
 この3つの取り組みを実現したブランドは、エリクシールが初となる。今回、主力スキンケアブランドで初めてサトウキビ由来ポリエチレン容器を、主力商品である化粧水・乳液の詰替用に採用した。あわせて外箱をバガス紙に切り替えました。サトウキビ由来ポリエチレンなどの植物由来プラスチックを容器全体の20%以上(重量比)使用した商品に、環境プロジェクト「資生堂アースケアプロジェクト」のシンボルマークを表示する。今回、「エリクシール シュペリエル」「エリクシール ホワイト」の詰替用には、全品マークが表記される。