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ニュースフラッシュ

伊藤園:パッケージのQRで品質管理情報を開示

2012.05.24

n_20120523_03.jpg 伊藤園は、「お〜いお茶」などの飲料、茶葉製品のパッケージにQRコードを掲載し、品質管理情報を開示する。2012年5月28日にリニューアル発売する「お〜いお茶 緑茶」や「濃い味」からはじめ、「健康ミネラルむぎ茶」、野菜飲料の「充実野菜」「1日分の野菜」、茶葉(リーフやティーバッグ)製品の「お〜いお茶」シリーズなど順次、主力商品への掲載を進めていく考えである。
 パッケージに掲載のQRコードを携帯電話で読み取ることにより、接続するサイトで同商品に印字されている賞味期限などを入力すると、製造された地域とロット毎に行っている放射性物質の検査結果を確認することができる。
 生産された地域や、原料および製品についての放射性物質の検査結果への関心が高く、こうした顧客の関心に対応するため、従来の回答方法に加えて、商品を手にしたその場で確認できるQRコードをパッケージに掲載するものだ。
 現在、同社では原料ならびに製品に対する放射性物質の検査体制を組み入れ、より安全・安心な商品を届ける取り組みを進めている。基準値に応じて、ゲルマニウム半導体検出器とNaIシンチレーション式オートガンマカウンターを使い分け、製品検査を実施する。飲料に使用する水(純水または天然水)は、各工場で製造日ごとに検査し、安全性の確認を行うものだ。
 茶葉製品および茶飲料製品に使用される国産茶葉原料は、全ロット検査を実施し、茶葉以外の国産農産物を加工した原料についても、メーカーの検査と合わせて全ロット検査を実施する意向である。放射性物質検査機器に使用するのは、ゲルマニウム半導体検出器で基準値が10Bq/kg以下または50Bq/kg以下の食品、主として飲料製品、飲用茶(抽出液)、使用水、牛乳、乳飲料の検査に用いる。また NaIシンチレーション式オートガンマカウンターを、基準値が100Bq/kg以下の一般食品、茶葉(荒茶、製茶)の検査に用いる。