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ニュースフラッシュ

《セミナー》第12回JCRUISE「ディスペンパックと私」

2012.07.31

「ディスペンパック」と私
----- その誕生の秘話と独自の進化と遂げた経験に学ぶ

 
 本誌の掲げる「パッケージングの未来を考える」のに、急速に進むグローバリゼーションとあの「3・11」の視点は欠かすことはできないものである。シングルス世帯の増加や少子高齢化を背景にした人口減少といった"変化"が、これらかの内需のゆくえを決める。それは、同時に日本だけに止まることではなく、先進諸国が共通して抱える課題である。そして新興国も、時を待たず直面することは間違いない。
 "「3・11」の視点"とは何かと言えば、「絆」の言葉に象徴される他者への思いやり、配慮といった"心の使い方"である。パッケージだけに止まるものではないが、包装・容器開発では、サステイナブル(sustainable)やコンビニエンス(convenience)、ユーザビリティ(usability)などの具現化が求められている。日本は、その課題を先取する国であり、「課題先進国」と称する所以でもある。
 ジェイパックワールドではこうした視点から、パッケージに関わる企業や団体・組織が、「海図なき時代」と言われるプロダクトマーケットのグローバリゼーションに乗り、的確に航路を選びながら求める新大陸への到達を約束する、羅針盤かつレーダーとなる存在を目指している。「ジェイクルーズ(JCRUISE)」は、それを具現化した1つで、新しい価値創造のための"開発アプローチ"や"戦略な営業"などを学ぶ、次世代を担う包装人のための"セミナー&懇親会"である。
 第12回目は「包装・容器の開発」をテーマに、あの「ディスペンパック」の誕生から今日に至るまで関わってきた、ディスペンパックジャパン・元代表取締役社長の国光英二氏に講師を担当いただく。数年前には、来日したアメリカ人がYouTubeなどで、"神風"ならぬ"神技"として絶賛していたほどのユニバーサルなオリジナルパッケージだが、元来はアメリカ生まれの技術である。
 それが、なぜ日本で育ち、どのようにして独自の進化を遂げてきたのか。その全てが自らの体験とともにある国光氏が、「『ディスペンパック』と私」として初めて明かす体験談でもある。「包装成形機は、日本でオリジナル機として開発・改良を続けてきました。その技術やノウハウは門外不出です」と国光氏は語る。
 国光氏の時代に、オリジナル成形機(サーモフォーミング)は第4世代まで開発されている。こうした国光氏の苦労談はこれだけに止まらず、特許戦略やISOの導入、会社設立、工場建設など多岐に及ぶ。そこには「ディスペンパック」ならではの課題も多いが、後世に語り継いでいくべき普遍的な課題も少なくない。
 懇親会では、激動のキユーピーで鍛え抜かれた国光氏の人柄にさらに深く触れながら、他では明かせない秘話や魅力に迫りたい。
 
(※)「ディスペンパック」は、深絞りの容器に薄いシートをトップシールしたユニークなパッケージで、容器を2つに折れば中身が搾り出せるもの。1983年に米国のサンフォード・レッドモンド社によって考案され、その後ディスペンパックジャパン社により日本で独自の進化を遂げてきた。誰もが知る"ケチャプ&マスタード"などの2液タイプなどは、まさしく日本オリジナルである。
 
【講師略歴】
キユーピー株式会社研究所4年半、広報室4年、販売会社業務1年、営業2年、品質管理6年、そして株式会社ディスペンパックジャパンで生産、品質管理、営業、開発11年と経営(社長)11年経験。退職後、ISO審査員資格を取得し審査活動を開始。
 
【開催概要】
[日時]2012年9月7日(金)16:30?20:30(開場16:00)
[場所]一世会館(シャン・ドゥ・ソレイユ)
    東京都千代田区内神田1-10-6(TEL.03-5281-0333)
[内容]〈セミナー〉16:30?18:00
    「『ディスペンパック』と私
     ----- その誕生の秘話と独自の進化を遂げた経験に学ぶ」
    講師:国光英二氏(元代表取締役社長)
    〈懇親会〉18:00?20:30
[会費]18,000円(税込)
[主催]ジェイパックワールド株式会社
    お問い合わせ、お申し込みはセミナー事務局まで。
    TEL. 03-3630-1759 / E-mail. info@jpackworld.com