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江崎グリコ:ベトナムで「ポッキー」の販売開始

2012.09.26

 江崎グリコは、ベトナム国内に強い販売網を持つ菓子製造・販売大手のキンド社「Kinh Do Corporation」と提携し、主力商品の1つである「ポッキー」の販売を、2012年9月25日からベトナム南部の中心都市であるホーチミン市で開始する。「ポッキーチョコレート(POCKY CHOCOLATE FLAVOUR)」と「ポッキーストロベリー(POCKY STRAWBERRY FLAVOUR)」の2種類で、どちらも子会社であるタイグリコで生産する。
 2013年1月には首都ハノイでも発売する予定で、これら2都市の状況をみながらその後、ハイフォン、ダナン、ニャチャン、カントーなどの都市に拡大していく計画である。「ポッキー」に続き「プリッツ」をはじめとする、その他商品も順次販売を拡大していくことも検討している。今後、ASEANで3番目の人口をもつベトナムでの菓子事業の拡大を図り、4年後の2016年度には現地小売価格ベースで約1兆ドン(約40億円)の売上を目指す。
 同社では今後、大きな成長の見込まれるアジアでの事業拡大を重点課題として取り組んでいく考えである。「ポッキー」の発売はその一環で、2012年2月にはキンド社の発行済株式1400万株(議決権所有割合:10%)を取得している。「ポッキー」は、日本で1966年(昭和41年)に販売を開始し、現在ではタイや中国、フランスで生産し、世界約30か国で販売している。
 
(※)フランスでの生産製品の商品名は「MIKADO」。