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ニュースフラッシュ

帝人化成:高付加価値フィルムの製膜設備が稼働

2012.11.05

 帝人化成は、多様化・高度化する顧客ニーズに応えるため、優れた光学特性を持つフィルムの製膜設備を松山事業所内に竣工し、稼働を開始した。同設備の製膜能力は年産100万平方メートルである。
 同社は、中長期経営ビジョンで成長戦略として掲げた「川下への事業展開」の実現に向けて、単なる素材の開発・販売に留まらず、先端素材と高度な加工技術を組み合わせた商品開発や用途開発を顧客とともに進めている。さらなる顧客ニーズの多様化・高度化に対して、高いレベルで応えるべく2012年7月から高付加価値フィルムの製膜設備の新設を進めてきたものだ。
 新設備は独自の設計により、業界最高レベルの高い平滑性や表面外観特性を持つフィルム製膜が可能であるだけでなく、アクリル樹脂や環状ポリオレフィン系樹脂など、ポリカーボネート以外の様々なポリマーを用いたフィルムを製膜することが可能である。現在、高度な生産技術のノウハウを有する製膜研究専門チームにより、塗装代替として使用される加飾フィルムの高表面外観性グレードや、ガラスと同等の透明度や表面平滑性を持つフィルム、バイオプラスチックをベースとした加飾フィルムなど新規高付加価値素材の開発に取り組んでいる。