亀田製菓：尾西食品の株式取得と子会社化
2012.11.05
亀田製菓は、尾西食品の株式を取得し、子会社化することについて両社間で基本合意書を締結した。同社グループは、米菓を中心に「お米」関連商品を通して、和の世界観を拡げ、顧客に健康と幸福感を届けることを目指している。米菓の製造販売の他にも、厳選したおいしいお米の販売、長年の「お米」基礎研究から生まれた低たんぱく質米製造販売、お米由来の植物性乳酸菌製造販売および介護食品製造販売など、健康を軸とした「お米」の可能性を追求している。
尾西食品は、お米を原料とする長期保存食の草分けであり、同業界のトップメーカーである。災害等危機対応の意識の高まりを受け、炊きたての美味しさを損なうことなく5年間長期保存できる、同社の米飯およびその加工品は内外より大きな注目を浴びる。アルファ米製造技術等を含む食品の長期保存を可能にする技術力も高く評価され、宇宙航空研究開発機構の宇宙ステーションでの食品としても同社の製品が採用されている。
今後は、両社は製品開発や技術開発、販売・マーケティング、製造等の各分野で互いの強みを融合させることが可能となる。それぞれの顧客に対し、「お米」を通して更に幅広い商品・サービスが提供できるようになると考えている。
