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ニュースフラッシュ

《欧州動向》欧州プラスチック産業(NEWS 2013年2号)

2013.06.28

 最近はリサイクリングに関して、イギリスで取り組みが進んでいる。その1つにプラスチック・リサイクルと食料品の容器がある。衛生上の理由から、今まで飲食用容器へ再生材料の利用は難しかった。主にHDPE ボトルを作るイギリスのNampak Plastics社は、約30%再生材料の牛乳ボトルを開発した。
 「Infinity」(無限性)との商標で、高いリサイクル率を示している。ボトルは、再生素材を含む他に、従来ボトルより20%(重量ベース)の減量を実現している。これは「World Star Award」のシルバー賞を受賞している。ボトルの認知性が高く、いくつかのリテール大手(Sainsbury's、Marks & Spencer を含む)ですでに採用している。
 コカ・コーラ社は、イギリスでエクセター大学とリサイクリングをテーマとする共同研究を実施することを決めた。一般家庭のリサイクリング・パターンをよりよく理解するために、研究者が半年の期間10世帯のリサイクリング行為を観察し、分析している。調査が終了すれば結果報告の公表も予定する。
 コカ・コーラ社はイギリスで研究を行うことだけではなく、実際のリサイクリング活動にも貢献している。EcoPlastics社と共同で設立したジョイントベンチャー「ContinuumRecycling」(継続リサイクリング)は、ロンドン・オリンピックとパラリンピックの時の飲料ボトル回収とリサイクリングにも重要な役割を果した。
 また1年間のフル活動期間中に5億本のプラスチック・ボトルを加工している。現時点、イギリス全国で回収されるプレスチック・ボトルの半分ほどを加工する「Continuum Recycling」は、2012年は環境配慮をテーマとする「グリーン・ビジネス賞」を受賞した。
(http://infinibottle.com/design/、出典: 2013年5月20日・17日付けBritish Plastics & Rubber誌、http://www.eu.nampak.com)
 
「K 2013」(2013年10月16〜23日)
 2013年7月1日〜2日の両日、デュッセルドルフで「K Preview」が開催される。ライフェンホイザーやランクセス、ハントスマンなど、重要な「K」の出展者は、約100人の業界ジャーナリストに、「K」で発表予定のイノベーションを紹介するものである。
 メッセ・デュッセルドルフ・ジャパンは、7月中旬を目指して「K NEWS 特別号」を発行し、「K」の日本語サイトにアップする(http://k.messe-dus.co.jp)。また前回開催と同様に、2013年10月21日に「ジャパン・デー」を実施する。
 
【午前】巡回ハイライトツアー(10:00〜12:30、通訳者付き)
2コース(A:素材、B:機械)から選択。注目を集める出展企業ブースを回るため事前のアポが必須(http://k.messe-dus.co.jpの「K オーダーフォーム」)。訪問予定ブースはBayer、BASF、KraussMaffei、Sumitomo-DEMAGなど。
【午後】日本人向けセミナー「欧州プラスチック・ゴム産業の事情:市場構成、市場参入、トレンド」(14:00〜16:45、日本語通訳付き、日本語資料配布)
1)欧州プラスチック・ゴム産業の事情:市場動向とグローバル化の中の戦略
2)プラスチック・ゴム機械の分野における、欧州の安全基準と安全の確保
3)CFRPなど、複合素材利用事例と展望
4)バイオプラスチック:現状とチャンス
 
「欧州プラスチック産業」(NEWS 2013年2号)
メッセ・デュセルドルフ・ジャパンより