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《編集部発》紙製缶詰 〜利用者の視点

2013.07.02

n_20130702_01.jpg 最近、知人からこんな便りが寄せられました。これもパッケージにかかわっているからこその、楽しい便りです。
  ◇  ◇
 最近、パックのトマト果肉詰めがマイブーム。意識してレコピン摂取につとめ、毎日トマトは必ず食卓に登場しますが、最近このパック詰めトッピング用カットトマトの紙パック詰めが、仕事中とランチに常食化しています。
 イタリアから怪しいトマトのカット缶詰が沢山入ってきている昨今、やはり、内容物やら作り方など買う気にはなりません。故に、トマトは夕食と一杯飲み屋の冷やしトマトぐらいです。私がこの商品を気に留めるのは、1パックの中にトマト4個以上分入っていて、150円というジュース感覚の設定で、手軽に口にできる事です。この容器なら、冷凍庫でシャーベットにも出来ます。販売者は手軽にトマト調理用で販売をしていますが、トマト摂取で生き延びる小生にはこのパックトマトは目から鱗なのです。トマトジュースを扱う各社から色々出ています。この紙パックはあるべくしてある、意味深い容器だと思います。この傾向は、もっと沢山応用版が開発される事でしょう。つまり、食の未来的多機能化が始まったという事でしょうか。従来からあるこの容器が頼もしく感じられました。
  ◇  ◇
 あらためて色んな使い方があるものだと感心し、何でも「決めつけちゃいかん」と学んだところです。これは、かの有名なテトラパックですが、缶詰というのは、封缶後にレトルト殺菌(加熱殺菌)されます。つまり紙素材で、果たして熱と圧とに耐えれるのか。その課題をクリアしたレトルト用紙パックのなわけで、実用化されるようになって、まだ十年は経ちません。
 紙素材(正確にはアルミ箔がラミネートされています)で、缶詰並の消費期限を持つわけですから、すごい技術です。とはいえ、そもそもなぜ紙にしなければならないのか?という疑問も湧くでしょう。もちろん金属缶にはないメリットは幾つかありますが、知人のように誰もがそれを感じられれば、きっと普及するでしょう。