• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > レンゴー:段ボールなど事業拡充に注力

ニュースフラッシュ

レンゴー:段ボールなど事業拡充に注力

2013.07.04

 レンゴーは、マルソルホールディングス(MHD)の株式を現在保有の独立系のプライベート・エクイティ投資会社であるWISE PARTNERSおよびその他の株主から取得することで、株式譲渡契約を締結した。最終的には、公正取引委員会の独占禁止法関連の許認可が得られる完了条件となる。
 MHDは、傘下に森下および森下化学工業を持ち、グループ全体で主にコンテナバッグ事業と産業用樹脂シート事業、樹脂製ネット事業の3つの事業を展開している。現在では岡山県瀬戸内市の本社工場をはじめ、タイやインドネシア、中国など国内外に9つの拠点を持ち、重包装資材の製造、販売を行なっている。
 同グループは、板紙と段ボール、紙器、軟包装、重包装、海外の6つのコア事業を中心に、あらゆるニーズに最適包装で応えるゼネラル・パッケージング・インダストリーを目指している。2009年5月に日本マタイの子会社化を機に重包装事業に参入し、同年12月に同社を完全子会社化することで事業の強化を図ってきた。
 MHDの持つ強固な事業基盤と広範にわたる製品群は、同グループの重包装事業の強化およびサービスの拡充につながることから、今回の株式取得の決定に踏み切ったものである。株式取得後は、MHDグループの役職員とともに、日本マタイをはじめとした同グループとのシナジーを追求し、企業価値の向上を実現していく考えである。
 レンゴーは2013年6月には、連結対象子会社の朝日段ボールがシコーの段ボール事業の営業権を譲り受けるなど、グループとしての事業の拡充を着々と進めている。ここではシコーの段ボール事業の取引先を順次継承し、安定的な供給を継続することで、四国地域での段ボール事業の拡充を図るものである。
 
(※)シコー:産業用包装資材の大型紙袋、ポリエチレン重包装袋、段ボールケース、プラスチック段ボールなどの製造販売を行う有力メーカーとして永年の歴史を有し、段ボール事業では四国地域を中心に多数の優良得意先と良好な関係を構築。