JT：ロシアのたばこ物流会社に出資
2013.12.05
JTグループは、ロシアで物流事業を行うCJSC TK Megapolis（Megapolis社）の持株会社であるMegapolis Distribution B.V.社の株式の20％を取得することで合意し、契約を締結したことを発表した。同グループとMegapolis社を統括するMegapolis Investment B.V.社との間で締結したもので、出資は必要な手続きを経て2013年12月31日までに完了する見込みである。
Megapolis社は、ロシアの紙巻たばこ流通の約70％を取扱う同国を代表するたばこ物流会社である。2012年実績では、2600億本以上を15万か所以上の販売店に配送している。出資を通じ、同グループとMegapolis社の長期にわたる協力関係は更に強固なものとなる。
これによりMegapolis社は物流機能を強化し、事業効率を高めて利益成長を図りたい考えである。「2007年から続くMegapolis社との協力関係は、重要市場であるロシアでの成功に貢献してきた。本出資により、Megapolis社は物流基盤を強化でき、我々はロシアでの成長戦略をより効果的かつ効率的に実行することができる」とJTIのCIS+地域のPresidentであるKevinTomlinsonはコメントする。
Megapolis Distribution B.V.社への20％の出資の対価として7億5000万米ドル（約750億円）が支払われる。これには、今後4年にわたるMegapolis社の施策の進捗に応じ、1億米ドル（約100億円）を上限として金額が変動する追加の出資対価を含んでいない。出資は手元資金および既存借入枠内での借入により充当する予定である。
