三菱樹脂：中国にPETフィルム加工製造・販社を設立
2013.12.13
三菱樹脂は、中国で液晶テレビの偏光板向けリリースフィルム等を生産・供給する、光学用ポリエステルフィルム加工製品の製造・販売子会社の三菱樹脂光学フィルム（無錫）社（MPFW社）を、中国江蘇省無錫市に設立した。約20億円を投じ、ポリエステルフィルムのコーティングラインを導入するもので、2015年4月の稼働予定である。
中国に液晶パネルの新工場が相次ぎ建設される中、同社は液晶用バックライト部材等に使われる、ポリエステルフィルムを現地で生産・供給することを目的に三菱樹脂ポリエステルフィルム（蘇州）社を設立し、2013年夏から生産を開始している。
一方、液晶部材の一つである偏光板についても中国での生産が今後、本格化される見込みであることから無錫市にMPFW社を設立し、ポリエステルフィルムのコーティングラインを導入するものだ。立ち上がりが予想される中国の偏光板メーカーに対して、ポリエステルフィルム（原反）にシリコンを塗布した偏光板向けリリースフィルム（離型フィルム）等を、2015年4月（予定）から供給する予定である。
