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ニュースフラッシュ

三菱樹脂:共押出多層フィルムの増設

2013.12.11

n_20131210_02.jpg 三菱樹脂は、食品包装用を中心に広範な分野で使用されている共押出多層フィルム「ダイアミロン」を製造する浅井工場(滋賀県長浜市)内に、新たな生産ラインを設置する。また、その一部をクリーンルーム化し、クリーンな環境下で高品質な製品を生産できる体制を構築する。投資額は約14億円で、2014年10月から営業運転開始を予定である。
 成長事業の1つと位置づけて事業拡大に取り組んでいる共押出多層フィルム「ダイアミロン」は、顧客のニーズに基づき、1枚のフィルムにガスバリア性や易開封性(イージーピール)、高耐熱性などの多様な機能をカスタマイズして提供する高機能フィルムである。
 特にハムやソーセージなどの包装(深絞り包装)用途では多くの販売実績を有している。ニーズに応じた機能のカスタマイズは、顧客にも高く評価されており、需要は年々伸長している。
 同社では事業拡大のため、新たな包装形態(包装技術)を検討する顧客との共同開発などを進めているが、食品やメディカル分野ではよりクリーンな環境下で生産可能な体制構築も求められている。そこで、浅井工場内に新たな生産ラインを設置し、一部をクリーンルームとすることで生産能力の増強とクリーン化のニーズに対応するものである。