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ニュースフラッシュ

《年頭所感》田中利幸 日本製パン製菓機械工業会 理事長

2013.12.13

n_20131213_01.jpg 新春を迎え謹んでお慶び申し上げます。年頭にあたり、平素より何かとご支援ご協力を頂いております関係各位の皆様に対し、心より厚く御礼申し上げます。
 顧みますと2013年のわが国経済は、デフレ脱却と景気の自律的回復に向けた政府の大胆な金融政策により、企業マインドが好転し、円安効果による輸出関連の伸長など、大企業を中心ではありますが、ようやく業績回復の兆しが見え始めてまいりました。
 しかしながら、2014年4月に予定される消費増税や消費者物価の上昇傾向など実体経済へのマイナス要因から、設備投資や民間需要の本格的な回復には今しばらく時間がかかると思われます。またアメリカの債務上限問題、欧州経済や中国経済の先行きなど、海外経済の下振れリスクにも注視していく必要があります。
 われわれ中小企業者においては、原料材コストの上昇や競争激化による製品安により、厳しい経営環境下に立たされています。それだけに消費者マインドを刺激し、実体経済の好循環につながる諸施策を大胆に実施し、景気回復が実感できる状況下になることを強く望んでおります。
 このような中、食品業界では消費者の「食の安全」に対する意識の高まりから更なる品質管理強化が求められ、原材料・エネルギーコストの高騰や新たな「食品表示法」への対応など厳しい経営の舵取りを迫られております。また、ユーザー業界である製パン・製菓業界では、消費者の心を掴む味覚の創造、幅広い年代層へ向けた新製品の提案、海外マーケットの開拓など新たな取り組みが求められております。
 われわれは、永年培ってきた「モノづくり」の技術力を生かして、これらユーザー業界の課題解決や新たな取り組みに寄与してまいる所存です。また2014は、第24回目の開催となる「2015モバックショウ」の開催準備に着手いたします。
 今回は、実行委員に若手を多く起用し、フレッシュな感性による新たなモバックショウをユーザー業界の皆様にご披露申し上げたく、会員をはじめ実行委員一同、邁進してまいりますので是非お力添えを願えれば幸いです。
 中長期的に見れば、少子高齢化による国内市場の拡大が見込めないことから、食品業界においてもアジア市場への進出が加速してきておりますが、当会としてもアジア諸国への市場開拓をも視野に入れた事業として、2014年4月にシンガポール・エキスポで開催される「FHA2014(フードホテル&アジア)」への共同出品事業を実施いたします。
 また会員の加入促進を図り、業界の基盤強化を推進してユーザー業界の更なる発展に寄与したいと念願しておりますので、関係各位におかれましては、積極的なご支援ご加入をお願い申し上げる次第です。関係各位の益々のご発展とご健勝を祈念し、今後とも当工業会に変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶と致します。
 
2014年 元旦