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ニュースフラッシュ

日清食品:米菓メーカーぼんちと資本業務提携

2014.02.06

 日清食品HDはぼんちと資本業務提携契約を締結した。同社グループは、即席めん事業のみならず、菓子・低温食品・飲料の各事業領域でも、Marketing & Innovationを体現すべく、高い開発力と技術力を生かした商品づくりに努めている。
 菓子事業では、日清シスコ及びフレンテでグループシナジーを生かした商品を新たに展開し、多くの顧客に好評を得ている。
 ぼんちは、関西で高い知名度を誇る「ぼんち揚」をはじめ、「味かるた」や「辛子明太子大型揚げせん」といったヒット商品を有する1931年創業の老舗米菓メーカーである。ロングセラー商品を中心として米菓業界で確固たる地位を築いている。
 今回の資本業務提携は、2014年3月期中にぼんち株主より同社の議決権割合30.0%に相当する株式を取得するとともに、同社グループとぼんちが、営業・マーケティング・商品開発・生産に関する様々なノウハウを共有・融合することで、より良い商品を提供し、双方の企業価値向上を図ることを目的としている。
 短期的には、既存の菓子事業(シリアル、ビスケット、クッキー、チョコレート菓子、スナック菓子)に含まれない米菓を新たにラインナップに加え、菓子事業での流通網の相互活用による成長加速を見込んでいる。
 即席めん事業も含めた同社グループが有する営業力を生かすことで、ぼんち製品の関東を中心としたカバーエリアの拡大と、配荷店舗数の大幅な増加を実現できるものと考えている。
 加えて、製品開発でも新たなグループ研究開発拠点である"the WAVE"を活用し、ぼんちの米菓技術と同社グループの保有する"揚げ"・"焼き"・"乾燥"などの食品加工技術を融合した、新たな商品価値の提供が可能になる。
 中長期的には、健康志向の高まりなどによって米菓需要の拡大が見込まれる海外市場で、米菓の展開を目指していきたいと考えている。特に新興国のように、消費財に関してチェーン小売よりも個人商店での販売比率が高いマーケットでは、菓子は即席めんと同じ販路で販売されており、営業機能の共有化が期待できる。