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日清食品:中国浙江省に即席麺生産子会社を設立

2014.08.08

 日清食品ホールディングスは、中国で販売しているカップ麺「合味道(カップヌードル)」の販売増に対応するため、浙江省平湖市に「合味道」などの生産を目的とした新たな子会社を設立する。これは中期経営計画以降の更なる成長に向けた取り組みの1つと位置付けられる。
 同社グループは、2013年4月に「日清食品グループ中期経営計画2015」を発表し、2016年3月期に連結売上高4500億円・連結営業利益310億円・連結経常利益360億円を、また2025年には海外売上比率50%超への拡大を目指した積極的な投資を行っている。
 中国では、所得の向上やライフスタイルの変化を背景として、カップ麺の販売は2014年も増加しており、特に同社グループの「合味道」は、その都会的でスタイリッシュなイメージと美味しさから、沿岸都市部を中心に人気を集めている。売上高では年間3割程度増加するなど著しい成長を遂げている。
 供給体制は、現在稼働中の2つの生産拠点(上海市、広東省佛山市)に加え、福建省厦門市に建設中の新工場で2016年から生産を開始する予定である。今回、新たに浙江省に生産拠点を設けることで、華東地区での即席麺製品の供給体制を増強し、中国内陸部への積極的な展開を加速させたい考えである。
 また一級都市(直轄市や大規模省都を中心とする都市群)だけでなく、二級都市(経済特区都市及び中堅規模の省都により構成される都市群)も含めた、より幅広いエリアに商品を展開し、中国の縦型カップ麺市場での「合味道」のプレゼンスを高め、中国での同社グループの企業価値向上につなげる狙いだ。