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ハイデルベルグ:100台目のVLFを米国包装材大手に納入

2014.09.26

n_20140926_04.jpg ハイデルベルグ社は、100台目となる記念すべき倍判印刷機(VLF)を米国・包装材大手メーカーのロックテン社に納入した。ロックテン社は、段ボール箱・パッケージ・POPディスプレイなどの包装材を製造・販売する、米国屈指の大手メーカーである。
 米国のほか、カナダやメキシコ、チリ、アルゼンチン、中国にも製造拠点を擁し、従業員数は約27,000人を有している。近年、自社のパッケージ工場やPOPディスプレイの製造工場に同社のXL倍判印刷機を数多く導入してきた。今回のVLFは、アイオワ州のクリントン工場に設置されたものだ。
 100台目となるVLFの完成を祝うため、同社のウィスロッホ工場ホールで開催された完成祝賀会には、ロックテン社CEOのスティーヴ・ヴォールヒーズ氏と(パッケージ・POP ディスプレイ)事業担当・取締役副社長のクレイグ・グンケル氏が招かれた。
 ヴォールヒーズ氏は、「当社がハイデルベルグ社のVLFに投資するのは、自社の経営戦略に合致しているためです。私たちは高品質な印刷機を使いコストを下げ、品質向上につなげようと考えています。そして最終的には、お客様にこれまで以上に効率的なサービスを提供しようと思っています」と、祝賀会で祝辞を述べた。
 2008年の発表当時、スピードマスターXL145/162倍判印刷機は、印刷業界のニューフェイスであった。しかしVLFのすぐれた革新性とデザイン性は、印刷業界で高く評価され、インターテック・テクノロジーアワードをはじめとする著名な賞を数多く受賞している。
 同社の長年にわたる研究と製品開発への投資は、VLFで見事に結実したといえる。印刷前準備の優位性と最高印刷速度が毎時18,000枚という高生産性で、この印刷機は小ロットから極大ロットまで、POPディスプレイやパッケージ印刷などの幅広い分野で活躍している。
 今、世界中のハイデルベルグユーザーが、VLFの導入を積極的に推し進めている。VLFは印刷業界で最も先進的でかつ技術的な優位性を持つ全自動印刷機となる。また同社はカスタマーサポートサービスと世界的な部品供給体制の構築に多大な投資をしている。
 これにより、ユーザーは自社の印刷機の性能を最大限に引き出し、稼働率を極大化するための最も効率的な生産プロセスを構築できる。高度に統合されたソフトウェアによって、印刷機の稼働状況は1日24時間365日体制で遠隔診断されるため、業界大手の企業が求める厳密な生産要求にも的確に応えることができる。
 ハイデルベルグ社取締役のハラルド・ワイマー氏は、ロックテン社とのパートナーシップについて「ロックテン社をはじめとする、極めて重要な業界リーダーとのパートナー関係は、当社が提供する様々なサポートが世界レベルの生産を支えていることを明らかにしました。ロックテン社の従業員たちと知り合い、彼らの工場を何度も訪問するなかで、私は彼らがVLFをつねに最高印刷速度で回していることが分かってきました」と述べている。
 またロックテン社副社長のグンケル氏も「ロックテン社とハイデルベルグ社の戦略的提携は、当社と当社のお客様に大きな成果をもたらしてくれました。そして、今後もハイデルベルグ社と協働することで、当社のお客様がそれぞれの市場で勝ち続けられる新しいソリューションが見つかることを期待しています」と語っている。
 
(写真)100台目のVLFの証明書を掲げるロックテン社CEOのスティーヴ・ヴォールヒーズ氏(右)と事業担当・取締役副社長のクレイグ・グンケル氏(左)