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ニュースフラッシュ

日本包装技術協会:2014パッケージングコンテスト

2014.09.01

n_20140901_04.jpg 日本包装技術協会(JPI)は2014年8月27日、都内ホテルで定例となる「日本パッケージングコンテスト」の表彰式を開催した。経済産業大臣賞をはじめ、食品部門や医薬品部門、化粧品部門、電気・機器部門、日用品・雑貨部門などから120品に及ぶ受賞商品(包装)が発表された。
 同コンテストは、包装におけるデザインからロジスティクスに至るまでの、その年の最高峰と優秀群を、材料、設計、技術、デザイン、ロジスティクス、販売促進、アイデア、環境対応、適正包装などあらゆる機能からみて決定するものある。
 入賞した包装には、優れた証である「GPマーク」の使用が許可されるとともに世界的な包装コンテストである、アジア包装連盟(APF)の主催する「アジアスター」と世界包装機構(WPO)の主催する「ワールドスター」への出品資格も取得される。
 今回は、スクリューキャップ付きのテトラ・トップ・ベースを採用した「明治ブルガリアのむヨーグルト」(900g、400g)が経済産業大臣賞を受賞したのをはじめ、花王の「アタック高浸透リセットパワー つめかえパック」が経済産業省産業技術環境局長賞を、コムパックシステムの「ワイン6本入り輸送箱」が経済産業省製造産業局長賞を受賞した。
 本誌が注目したのはアクセシブル・デザイン包装賞を受賞した、あの"ひねるキャップ"の応用編(小口径タイプ)ともいえる東罐興業の「スクイズ・ヒネル・ボトル」と、食品包装部門賞を受賞した日本製紙(紙パック事業本部)の「バリア性紙カップ」である。
 これからの包装開発における紙へのバリア性の付与は非常に有用だと考えており、とくにアルミ箔やバリアフィルムを使用せずに紙へのバリア性を付与する技術は興味深い。化石原料の減量することでの環境負荷軽減もさることながら、印刷用紙の塗工技術によるところに汎用性も期待される。