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ファミリーマート:弁当類に「サイドシュリンク」を導入

2014.09.18

n_20140918_01.jpg ファミリーマートは、米飯やパスタ・焼そばなどの麺類の包装仕様を、2014年9月16日から順次変更する。これまでのオーバーラップ(フルシュリンク)から、フタと容器との合せ部分(ヘリ)のみの収縮包装「サイドシュリンク」に変更するものである。
 環境負荷の低減や開けやすさ、中身の視認性などの向上を目指すものである。これまでのオーバーラップは敬遠される傾向にあり、大手CVSチェーンで部分的なテープ止めや帯巻など包装仕様に移りつつあるが、「サイドシュリンク」を本格導入するのは同社が初めてとなる。
 同社では「サイドシュリンク」の実験を2014年2月から開始し、商品の配送時や店頭陳列時の安定性などを確認してきた。それらの実証を踏まえ、フタと容器に凹凸をつけるなど様々な工夫を加えて、今回の本格導入に至ったものである。
 まずは関東地方の店舗約200店から変更を開始し、2014年度中には全国の店舗に拡大していく考えである。この変更にともない、家庭でのごみの削減とともに使用プラスチック原料の1食あたり約70%、年間約380トン以上の削減となる。
 またパスタや焼そばなど、電子レンジでの加熱時間の長いチルド温度帯商品では、容器の角から蒸気が抜ける構造を新たに導入している。蒸気の抜けを確保することで容器の変形を防止する。容器色を白・黒・透明などに集約し、統一感のある売場を実現する。
 
(※)その他、一部チルド弁当などは、熱で収縮するラベルをU字孔(フタにある空気穴)に貼り付けている。