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JA伊達みらい:「あんぽ柿」加工選別包装施設を整備

2015.03.23

 JA伊達みらいは、伊達地方特産の「あんぽ柿」の生産者が減少傾向にあることから、2015年に加工選別包装施設を整備する意向である。加工選別包装施設は、伊達市梁川町の同JA梁川営農センター梁川共選場に隣接する約5150平方メートルの土地に建設する予定である。事業費は約12億5600万円である。
 生産農家から原料柿を購入し、皮むきから薫蒸、天日乾燥、包装・出荷まで一貫して行う施設である。生産農家が乾燥した「あんぽ柿」を包装するラインを設けるなど、施設整備により農家の負担を軽くする狙いである。あわせて安全性を担保する上で非破壊式検査機器による放射性物質検査を実施する。
 2015年6月の着工で11月の稼働を目指し、初年度は550トンの生産を目指す。「3・11」以降、伊達地方を中心に約1,000人いた「あんぽ柿」生産者は、東原発事故の影響から加工自粛要請を受けるなど、現在は約860人にまで減少している。
 2013年度に「加工再開モデル地区」に指定されたが、出荷を再開したものの生産者の高齢化などもあり、後継者不足が指摘されている。加工選別包装施設など生産加工ラインの自動化を進めることで今後、こうした課題に対応していく考えである。