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ニュースフラッシュ

味の素:ポーランドの新工場稼働

2015.04.12

 味の素Jawo社は、欧州事業の拡大を目指し生産・開発体制を強化の一環としてポーランドに約1.400万EUR(約1.9億円)を投じて新工場を完工した。2015年4月9日に現地でオープニングセレモニーを行い、2015年4月9日から冷凍餃子3品目の生産を開始した。新工場の稼働で生産量はこれまでの5倍に拡大する。味の素Jawo社は、味の素冷凍食品とJawo sp.z o.o.社(ヤボ社)との合弁会社である。
 欧州では消費者の健康志向やクールジャパンなどのトレンドを背景に日本食ブームが続いている。今後も日本食・アジア食市場の拡大が見込まれており、味の素冷凍食品は、欧州を北米に次ぐ海外事業の重要市場と位置付けている。
 今回の新工場稼働で、冷凍餃子の生産能力は年間約300トンから年間約1,500トンまで大幅に拡大する。稼働当初は「チキン&ベジタブルギョーザ」「ポークギョーザ」「アップルギョーザ」の3品目を生産し、今後は生産品目も拡大していく予定である。
 味の素冷凍食品では、同工場を欧州での冷凍食品の開発拠点と位置付け、商品開発室を設置し、欧州の消費者の嗜好に合わせたスピーディーな商品開発を行っていく考えである。生産・開発体制のさらなる強化で、欧州事業の売上高を2013年度約17億円から2016年度に約40億円まで拡大することを目指している。