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日清製粉:バンクーバー近郊工場の生産能力を増強

2015.08.29

 日清製粉グループは、2015年5月に策定した新経営計画「NNI-120II」で「戦略的な投資等の実行により自立的成長を目指す」としており、その一環として日清製粉が3600万カナダドル(約34億円)を投じて、海外子会社のロジャーズ・フーズのチリワック工場(カナダ・バンクーバー近郊)に新ラインを増設する。2017年秋の完工予定である。
 同工場の生産能力を約80%増強することを決定し、これによりロジャーズ社全体の能力は日産770トン(約50%能力増)となる。ロジャーズ社は1989年に日清製粉が買収して以来、顧客ニーズに合致したサービスの提供や強みである高品質の小麦粉供給力等を活用して順調に業績を拡大している。
 現在、カナダ第4位の製粉会社で、2010年にも生産能力の増強を実施し、需要増に対応してきた。依然、販売は好調であり、今後生産能力の不足が見込まれていることから、カナダ・バンクーバー近郊に立地するチリワック工場に新生産ラインを増設するものだ。
 北米西海岸地域は人口が多く、加えて日本の食文化が浸透している有望な市場である。同地域ではロジャーズ社2工場と米国子会社のミラー・ミリング・カンパニーLLCの3工場が事業を展開している。新生産ライン増設により、同地域でのプレゼンスを高めていくとともに、成長戦略を加速させ北米全体の事業基盤の拡大を図りたい考えである。