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ニュースフラッシュ

JILS:ロジスティクスIoT推進部会を設置

2016.01.16

n_20160116_01.jpg 日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は2016年1月12日、都内の経団連会館で副会長の川合正矩氏や専務理事の橋爪茂久氏の出席のもと、定例の「2016年新春記者発表会」を開催した。そこでの、「2016年度のJILSの重点活動方針」についての質疑応答の一部を紹介する。
 
(Q)TPPの大筋合意やASEAN経済共同体の発足、加えて物流分野でのIoT(Internet of Things)の伸展など経済環境が大きく変化するなか、2016年度のJILSの重点活動方針を、物流ロジスティクス人材育成の取り組みと合わせて聞かせてほしい。
 
(A)JILSでは、需要と供給を同期化させるロジスティクスシステムのあるべき姿を「ロジスティクスコンセプト2020」として取りまとめており、グローバルサプライチェーンの効率化とともに、ロジスティクスの統合管理の必要性を訴えてきました。引きつづき、このコンセプトの実現に向けて活動を展開します。
 とくに2016年からロジスティクスに関する課題解決のために、積極的に提言活動を行っていく考えです。具体的には、「ロジスティクスKPI(Key Performance Indicators=重要業績評価指標)推進部会」および「ロジスティクスIoT推進部会」を新たに設置し、産官学の連携により議論を深め、将来のあるべき姿を描きつつ、企業間の問題解決のための方策を発信します。
 またロジスティクスに関する課題解決に向け、物流システム機器や情報システム、サービスなどのハードとソフトが集結した情報発信・技術交流の場である「国際物流総合展----LOGIS-TECH TOKYO----」の規模を拡充し、2016年9月に開催します。
 同時に、物流現場改善活動の活性化やロジスティクスの高度化を担う、幅広いロジスティクス人材育成に向けた能力開発支援事業などに取り組んでまいります。
 具体例として、2015年からベトナムでのロジスティクス環境向上のために、物流人材育成環境の整備事業を実施しています。ASEAN地域での物流人材の育成は、引き続き関係機関などと連携を取りつつ事業展開を進めてまいります。
 
(取材:本誌物流包装未来担当)