• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > 山崎製パン:ライセンス契約終了による商号変更

ニュースフラッシュ

山崎製パン:ライセンス契約終了による商号変更

2016.02.15

 山崎製パンは、クラッカー「リッツ」と「プレミアム」、クッキー「オレオ」「チップスアホイ」の4品の製造を、2016年8月末で終える。商標を持つ米モンデリーズ・インターナショナルとのライセンス契約の終了によるもので、9月からはモンデリーズ日本法人が販売を引き継ぐことになる。
 ヤマザキナビスコは1970年(昭和45年)10月に、山崎製パンと米国ナビスコ社と日綿實業(現在の双日)との合弁会社として設立されたものである。設立にともない、山崎製菓の土地と建物、機械設備をヤマザキナビスコに移管された。また500余人の従業員の転籍と最新設備が基礎となり、「ナビスコ」ブランド製品の生産が開始されたものだ。
 ヤマザキナビスコは、米国ナビスコ社(後に米国クラフト・フーズ社に統合、現在はモンデリーズ・インターナショナル・インクの商標管理会社のインターコンチネンタル・グレート・ブランズLLC)との間で技術および商標ライセンス契約を締結していた。
 「ナビスコ」ブランドおよび「ナビスコ・トライアングル・マーク」の使用許諾を受け、「オレオ」と「リッツ」、「プレミアム」および「チップスアホイ」の4ブランド製品の技術および商標の使用許諾を受けビスケットやクラッカーの製造販売事業を展開してきた。
 1988年(昭和63年)7月に同社と双日は、米国ナビスコ社からヤマザキナビスコの全株式を取得して子会社にした。ヤマザキナビスコは、モンデリーズ・インターナショナル社とのライセンス契約を2016年8月31日の契約満了日をもって終了させることを決定したものだ。これに伴い、ヤマザキナビスコは商号をヤマザキビスケットに変更する。
 「オレオ」「リッツ」「プレミアム」「チップスアホイ」の4ブランド製品は、2016年8月31日をもって製造を終了し、残余在庫の販売を経て終売となる。ヤマザキビスケットは9月以降、「チップスター」「エアリアル」「スリムサンド」などの既存製品に加え、新製品を順次発売して新たな事業展開を目指す。
 また2017年12月1日以降、契約終了に伴う上記4ブランド製品の類似製品の製造販売の制限が解除され、競合品の開発を視野に入れて独自技術を最大限活用した新製品を発売する予定である。