• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > 凸版印刷:上部を胴部から切り離せる紙パック

ニュースフラッシュ

凸版印刷:上部を胴部から切り離せる紙パック

2016.02.24

n_20160224_02.jpg 凸版印刷は、口栓付き液体用紙製容器「EP-PAKオルカット」を開発した。使用後に口栓の付いた上部を取り除ける、リサイクル適性を向上させた「EP-PAK 」であり、2016年6月から販売を開始する。清酒・焼酎などの酒類業界をはじめ飲料業界などにも拡販し、2017年度に約3億円の売上を目指す。
 「EP-PAK」は口栓付き液体用紙製容器で、内容物の保護性に優れ、常温での長期保存が可能である。清酒や焼酎などの飲料をはじめ、業務用のアケア剤やカー用品など幅広い分野での採用実績をもつ。今回開発したのは、口栓の付いた上部にミシン目加工を施したもので、使用後に前後に折り曲げ手で簡単に引き裂ける仕様である。
 これにより紙と樹脂(口栓部)を分別できるもので、既存の生産設備にも部分的な改造を加えるだけで対応できる。新たな(大幅な)設備コストが不要となり、リサイクル適性が向上するものである。
 内容物の品質保持(容器が堅牢でシール部も強固に接着)と、使用後の分別処理および排出性は相反する課題であった。口栓のついた上部と胴部をミシン目加工で、簡単に切り離せることでこの課題を解決したものだ。ゆえに「EP-PAK」の特長はそのままにリサイクル適性が向上する。