• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > アサヒビール:限定5本のポートワイン

ニュースフラッシュ

アサヒビール:限定5本のポートワイン

2016.03.24

n_20160324_03.jpg アサヒビールは、ポルトガルのグラハム社のスーパープレミアム・ポートワイン「グラハム・ヌ・ウーブリ1882年」(750ml、参考価格は120万円・税別)を、2016年3月下旬から全国で新発売する。国内市場では5本の数量限定販売となるものだ。グラハム社を所有するシミントン・ファミリー秘蔵の樽からびん詰めしたスーパープレミアム・ポートワインである。
 ポートワインとは、ポルトガル北部の都市ポルトで造られる、主に甘口の酒精強化ワインである。ワインの発酵途中に高いアルコール分を加えて発酵を止める製法で造られるものだ。
 いくつかのタイプがあり、代表的なものは樽で長期に渡り熟成させるトゥニー・ポートと、びん内で熟成させるヴィンテージ・ポートである。トゥニーの高級品は一般的に10年、20年、30年、40年などの平均熟成年数が表示される。「グラハム・ヌ・ウーブリ」はトゥニー・ポートに属し、単一の収穫年が表示されており、130年以上の樽熟成を経た非常に希少な古酒である。
 グラハム社は、1820年にウイリアムとジョン・グラハム兄弟によって創立され、今日にわたるまで伝統的製法を守りプレミアムポートを製造しつづけている。1970年に名門シミントン・ファミリーに受け継がれ、英国の国際的な酒類専門誌「ドリンクス・インターナショナル」で2016年度「世界で最も尊敬されるワインブランド トップ50」のなかで、ポートワインとして1位のブランドに選ばれている。
 3樽のみ保存されていた1882年ヴィンテージから、今回1樽分の656本のボトルが製造された。1882年は、シミントン・ファミリーがポルトガルに移住した記念すべき年でもあり、このように単一の収穫年でかつ130年以上の樽熟成を経たポートはほとんど例がない。
 年以上の熟成を経てなお輝きを増す、オレンジがかった黄褐色の色調と豊潤な香り、深みのある複雑な味わいが特長である。パッケージボトルは、ポルトガルのガラスメーカーのアトランティスにより、すべてハンドメイドで造られ1本1本ナンバリングされている。
 銀のボトルネックとコースターは、スコットランドの銀細工店のヘイワード&ストットの職人たちが成形し磨き上げたものである。ケースのギフトボックスは、ロンドンの高級革装飾メーカーのフランク・スマイソンにより、輝きのある仔牛の皮から造られている。
 それぞれ「ヌ・ウーブリ」のためにデザインされ、熟練した職人たちによって造られたオリジナルの最上級パッケージといえる。「ヌ・ウーブリ」とは、ゲール語で"忘れないで"という意味だ。130年以上の熟成を経たスーパープレミアム・ポートワインは、「グラハム」ブランドの認知度アップにつながる。